![]() 11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1の環状カルバゼート及びセミカルバジドインヒビター
专利摘要:
本発明は、哺乳動物において11β−HSD1の調節又は阻害に関連する疾患の治療処置に有用である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)の新規化合物、その薬学的に許容しうる塩及びその医薬組成物に関する。本発明は、更に、新規化合物の医薬組成物及び細胞内のコルチゾールの産生の低減若しくは制御における又は細胞内のコルチゾンからコルチゾールへの変換の阻害におけるそれらの使用方法に関する。 公开号:JP2011510074A 申请号:JP2010544331 申请日:2009-01-21 公开日:2011-03-31 发明作者:イエ,ユアンジェ;カカティアン,サルヴァシオン;クラレモン,デーヴィッド・エイ;シン,スレシュ・ビー;タイス,コリン・エム;ツァン,リンハン 申请人:ヴァイティー ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド; IPC主号:C07D265-10
专利说明:
[0001] (関連出願) 本出願は、米国特許仮出願第61/062,147号(2008年1月24日出願)の利益を請求し、その教示は全体が参照として本明細書に組み込まれる。] [0002] (技術分野) 本発明は、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11β−HSD1)のインヒビター、その医薬組成物及びその使用方法に関する。] [0003] (発明の背景) コルチゾール(ヒドロコルチゾン)のようなグルココルチコイドは、脂肪の代謝、機能及び分布を調整し、炭水化物、タンパク質及び脂肪の代謝に役割を果たす、ステロイドホルモンである。グルココルチコイドは、発育、神経生物学、炎症、血圧、代謝及びプログラムされた細胞死に生理学的な効果を有することも知られている。コルチゾール及び他のコルチコステロイドは、核ホルモンレセプタースーパーファミリーのメンバーであり、インビボでコルチゾール機能を仲介することが示されているグルココルチコイドレセプター(GR)及びミネラルコルチコイドレセプター(MR)の両方に結合する。これらのレセプターは、DNA結合亜鉛フィンガードメイン及び転写活性ドメインを介して転写を直接調節する。] [0004] 最近まで、グルココルチコイド作用の主要な決定因子は、3つの主要な因子に起因するものであった:(1)グルココルチコイドの循環レベル(主に視床下部−下垂体−副腎(HPA)軸により駆動される);(2)循環中のグルココルチコイドのタンパク質結合;及び(3)標的組織内の細胞内レセプター密度。最近、グルココルチコイド機能4つ目の決定因子が同定された:グルココルチコイド活性化及び不活性化酵素による組織特異的プレレセプター代謝。これらの11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(11β−HSD)プレレセプター制御酵素は、グルココルチコイドホルモンの調整によりGR及びMRの活性を調節する。現在まで、11−β−HSDの2つの別々のアイソザイムは、クローン化され、特徴決定されており、11β−HSD1(11−β−HSD1型、11βHSD1、HSD11B1、HDL及びHSD11Lとしても知られている)並びに11β−HSD2である。11β−HSD1は、不活性11−ケト形から活性コルチゾールを再生する双方向オキシドレダクターゼであり、一方、11β−HSD2は、コルチゾンに変換することによって生物学的に活性なコルチゾールを不活性化する一方向性デヒドロゲナーゼである。] [0005] 2つのアイソフォームは、別々の組織特異的様式で発現し、それらの生理学的役割の差と一致している。11β−HSD1は、ラット及びヒト組織に広く分布しており、酵素及び対応するmRNAの発現は、ヒトの肝臓、脂肪組織、肺、精巣、骨及び毛様体上皮において検出されている。脂肪組織において、コルチゾール濃度の増加は、脂肪細胞の分化を刺激し、内臓肥満の促進において役割を果たしうる。眼では、11β−HSD1は、眼内圧を調整し、緑内障の一因となる可能性があり、幾つかのデータは、11β−HSD1の阻害は、高眼圧の患者において眼内圧の低下を引き起こしうることを示唆する(Kotelevstev et al. (1997), Proc. Natl. Acad. Sci. USA 94(26): 14924-9)。11β−HSD1は、11−ベータ−脱水素化及び逆11−オキソ還元反応の両方を触媒し、11β−HSD1は、無傷の細胞及び組織において主にNADPH依存性オキソレダクターゼとして作用し、不活性コルチゾンから活性コルチゾールの形成を触媒する(Low et al. (1994) J. MoI. Endocrin. 13: 167-174)。対照的に、11β−HSD2の発現は、主に、腎臓(皮質及び髄質)、胎盤、S状結腸及び直腸結腸、唾液腺、並びに結腸上皮細胞株のようなミネラルコルチコイド標的組織において見出される。11β−HSD2は、NAD依存性デヒドロゲナーゼとして作用して、コルチゾールからコルチゾンへの不活性化を触媒し(Albiston et al. (1994) Mol. Cell. Endocrin. 105: R11-R17)、グルココルチコイド過剰(例えば、高レベルのレセプター活性コルチゾール)からMRを保護することが示されている(Blum, et al. (2003) Prog. Nucl. Acid Res. Mol. Biol. 75:173- 216)。] [0006] 11β−HSD1又は11β−HSD2のいずれかの遺伝子における突然変異は、ヒト病理をもたらす。例えば、11β−HSD2に突然変異を有する個人は、このコルチゾール不活性化の活性に欠損があり、その結果、高血圧症、低カリウム血症及びナトリウム貯留により特徴付けられる明かなミネラルコルチコイド過剰(「SAME」とも呼ばれる)の症状を示す(Edwardset al. (1988) Lancet 2: 986-989; Wilson et al. (1998) Proc. Natl. Acad. Sci. 95: 10200-10205)。同様に、11β−HSD1における及び共局在化NADPH生成酵素であるヘキソース6−リン酸デヒドロゲナーゼ(H6PD)をコードする遺伝子における突然変異は、コルチゾンレダクターゼ欠損(CRD)をもたらす可能性があり、これらの個人は、ACTH仲介アンドロゲン過剰(多毛症、月経不順、アンドロゲン過剰症)、多嚢胞性卵巣症候群に似た表現型(PCOS)を示す(Draper et al. (2003) Nat. Genet. 34: 434-439)。] [0007] とりわけ、欠損又は過剰分泌又は作用のいずれかによるHPA軸におけるホメオスタシスの破壊は、それぞれクッシング症候群又はアジソン病をもたらす(Miller and Chrousos (2001) Endocrinology and Metabolism, eds. Felig and Frohman (McGraw-Hill, New York), 4th Ed.: 387-524)。クッシング症候群を有する又はグルココルチコイド療法を受けている患者は、可逆性内臓脂肪型肥満を生じる。クッシング症候群の患者の表現型は、Reavenの代謝症候群(症候群X又はインスリン抵抗性症候群としても知られている)によく似ており、その症状には、内臓肥満、グルコース不耐性、インスリン抵抗性、高血圧、2型糖尿病及び高脂血症が含まれる(Reaven (1993) Ann. Rev. Med. 44: 121-131)。ヒトの肥満におけるグルココルチコイドの役割は完全に特徴決定されていないが、11β−HSD1活性が肥満及び代謝症候群において重要な役割を果たすという山のような証拠がある(Bujalska et al. (1997) Lancet 349: 1210- 1213); (Livingstone et al. (2000) Endocrinology 131 : 560-563; Rask et al. (2001) J. Clin. Endocrinol. Metab. 86: 1418-1421 ; Lindsay et al. (2003) J. Clin. Endocrinol. Metab. 88: 2738-2744; Wake et al. (2003) J. Clin. Endocrinol. Metab. 88: 3983-3988)。] [0008] トランスジェニックマウスモデルによる研究のデータは、脂肪細胞11β−HSD1活性が内臓肥満及び代謝症候群において中心的な役割を果たすという仮説を支持する(Alberts et al. (2002) Diabetologia. 45(11): 1526-32)。トランスジェニックマウスにおけるaP2プロモーターの制御下での11β−HSD1の脂肪組織での過剰発現は、ヒト代謝症候群と著しく類似した表現型を生じた(Masuzaki et al. (2001) Science 294: 2166-2170; Masuzaki et al. (2003) J. Clinical Invest. 112: 83-90)。更に、これらのマウスにおける11β−HSD1の活性の増加は、ヒトの肥満において観察されるものと非常に類似している(Rask et al. (2001 ) J. Clin. Endocrinol. Metab. 86: 1418-142)。加えて、相同組み換えにより生じた11β−HSD1欠乏マウスによる研究のデータは、11β−HSD1の欠失が、活性グルココルチコイドレベルの組織特異的欠乏によってインスリン感受性及びグルコース耐性の増加をもたらすことを実証する(Kotelevstev et al. (1997) Proc. Natl. Acad. Sci. 94: 14924-14929; Morton et al. (2001) J. Biol. Chem. 276: 41293-41300; Morton et al. (2004) Diabetes 53: 931-938)。] [0009] 公開されたデータは、11β−HSD1の発現の増加が、脂肪組織におけるコルチゾンからコルチゾールへの局所変換の増加に寄与し、したがって11β−HSD1が、中心性肥満の病因及びヒトにおける代謝症候群の発症において役割を果たすという仮説を支持する(Engeli, et al., (2004) Obes. Res. 12: 9-17)。したがって、11β−HSD1は、代謝症候群の処置にとって有望な医薬標的である(Masuzaki, et al., (2003) Curr. Drug Targets Immune Endocr. Metabol. Disord. 3: 255-62)。更に、11β−HSD1活性の阻害は、多数のグルココルチコイド関連障害の処置において有益であることを証明することができる。例えば、11β−HSD1インヒビターは、グルコース不耐性、インスリン抵抗性、高血糖症、高血圧及び/又は高脂血症を含む肥満及び/又は代謝症候群の局面群との戦いに有効でありうる(Kotelevstev et al. (1997) Proc. Natl. Acad. Sci. 94: 14924-14929; Morton et al. (2001) J. Biol. Chem. 276: 41293-41300; Morton et al. (2004) Diabetes 53: 931-938)。加えて、11β−HSD1活性の阻害は、グルコース刺激インスリン放出の増強を含む膵臓に対する有益な効果を有することができる(Billaudel and Sutter (1979) Horm. Metab. Res. 11: 555-560; Ogawa et al. (1992) J. Clin. Invest. 90: 497-504; Davani et al. (2000) J. Biol. Chem. 275: 34841-34844)。] [0010] 更に、一般的な認知機能の個人間の差がグルココルチコイドへの長期暴露における変動と関係していること(Lupien et al. (1998) Nat. Neurosci. 1: 69-73)及び脳の特定の小領域における過剰グルココルチコイドへの慢性暴露によりもたらされるHPA軸の調整不全が認知機能の低下に寄与すると理論付けられること(McEwen and Sapolsky (1995) Curr. Opin. Neurobiol. 5: 205-216)考えると、11β−HSD1の阻害は、脳においてグルココルチコイドへの暴露を低減し、それによって、認知障害、認知症及び/又はうつ病を含むニューロン機能に対する有害なグルココルチコイド効果に対して保護できると予測することができる。とりわけ、ストレス及びグルココルチコイドは、認知機能に影響を与えることが知られており(de Quervain et al. (1998) Nature 394: 787-790)、11β−HSD1は、脳におけるグルココルチコイド作用の制御を介して、神経毒性に対して効果を有することができることが示されている(Rajan et al. (1996) Neuroscience 16: 65-70; Seckl (2000) Neuroendocrinol. 18:49-99)。] [0011] グルココルチコイド及び11β−HSD1が眼内圧(IOP)の調整に役割を果たすという証拠もあり(Stokes et al. (2000) Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. 41: 1629-1683; Rauz et al. (2001) Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. 42: 2037-2042)、未処置のまま放置されると、上昇したIOPは、部分的な視野欠失、最終的には失明をもたらしうる。したがって、眼における11β−HSD1の阻害は、局所グルココルチコイド濃度及びIOPを低減することができ、したがって11β−HSD1は、潜在的に緑内障及び他の視覚障害の処置に使用することができる。] [0012] トランスジェニックaP2−11βHSD1マウスは、高動脈血圧を示し、食餌中の塩への増加した感受性を有する。更に、血漿アンジオテンシノーゲンレベルは、アンジオテンシンII及びアルドステロンと同様に、トランスジェニックマウスにおいて上昇しており、アンジオテンシンIIアンタゴニストによるマウスの処置は、高血圧を緩和する(Masuzaki et al. (2003) J. Clinical Invest. 112: 83-90)。このことは、高血圧が11β−HSD1活性により引き起こされうるか又は悪化されうることを示唆している。したがって、11β−HSD1インヒビターは、高血圧及び高血圧関連心血管障害の処置に有用でありうる。成熟脂肪細胞における11β−HSD1の阻害は、独立した心血管危険因子であるプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1(PAI−1)の分泌を軽減することも予想される(Halleux et al. (1999) J. Clin. Endocrinol. Metabl. 84: 4097-4105)。] [0013] グルココルチコイドは、骨格組織に有害作用を有する可能性があり、中程度であってもグルココルチコイド用量への長期暴露は、骨粗鬆症をもたらす可能性がある(Cannalis (1996) J. Clin. Endocrinol. Metab. 81: 3441-3447)。加えて、11β−HSD1は、ヒト初代骨芽細胞並びに成人骨の細胞の培養物に存在することが見出されており(Cooper et al. (2000) Bone 27: 375-381)、11β−HSD1インヒビターであるカルベノキソロンは、骨小結節形成に対するグルココルチコイドの悪影響を軽減することが示されている(Bellows et al. (1998) Bone 23: 119-125)。したがって、11β−HSD1の阻害は、骨芽細胞及び破骨細胞内の局所グルココルチコイド濃度を減少し、それによって、骨粗鬆症を含む多様な形態の骨疾患における有益な効果を生じると予測される。] [0014] 11β−HSD1インヒビターは、免疫調節においても有用でありうる。グルココルチコイドは、免疫系を抑制すると認められているが、実際には、HPA軸と免疫系との間には複雑で動的な相互作用がある(Rook (1999) Baillier's Clin. Endocrinol. Metabl. 13: 576-581)。グルココルチコイドは、細胞仲介反応と体液免疫反応の平衡を調節し、高いグルココルチコイド活性は、通常、体液反応と関連する。したがって、11β−HSD1の阻害を、免疫反応を細胞仲介反応にシフトする手段として使用することができる。結核、らい病(ハンセン病)及びの乾癬ような特定の疾患状態は、体液反応に偏った免疫反応を誘発するが、より効果的な免疫反応は、細胞仲介反応でありうる。したがって、11β−HSD1インヒビターは、そのような疾患を処置するために有用でありうる。] [0015] グルココルチコイドは、特に潰瘍を有する糖尿病患者において創傷の治癒を阻害することが報告されている(Bitar et al. (1999) J. Surg. Res. 82: 234-243; Bitar et al. (1999) Surgery 125: 594-601; Bitar (2000) Surgery 127: 687-695; Bitar (1998) Am. J. Pathol. 152: 547-554)。耐糖能障害及び/又は及び2型糖尿病を示す患者は、多くの場合、創傷治癒障害も有する。グルココルチコイドは、感染の危険性を増加させ、創傷治癒を遅延することが示されている(Anstead (1998) Adv. Wound Care 11:277-285)。更に、創傷液中の増加したコルチゾールレベルと非治癒性創傷との間に相関関係がある(EP特許出願第0902288号)。最近公開された特許出願は、特定の11β−HSD1インヒビターが創傷治癒の促進に有用でありうることを示唆している(PCT/US2006/043,951)。] [0016] 本明細書において明白であるように、11β−HSD1を阻害する新たな改善された薬剤の継続的な必要性が存在する。本発明の新規化合物は、11β−HSD1の有効なインヒビターである。] [0017] (発明の概要) 現在、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩若しくはプロドラッグが11β−HSD1の有効なインヒビターであることが見出されている。式(I)及びその構成メンバーは、本明細書において、以下:] [0018] ] [0019] [R1は、(a)水素であるか又は(b)(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル若しくは(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4−、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4−、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4−、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4−、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4−、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4−、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4−、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリールアミノ及びヘテロアリールアミノから独立して選択される4つまでの基で場合により置換されており; Cy1は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロ−アルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており; A2は、(a)結合、O、S若しくはNR4;又は(b)(C1−C3)アルキレン若しくは(C1−C2)アルキレンオキシであり、それぞれ、メチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており; Cy2は、(a)水素又は(b)アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル若しくはヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており; tは、1、2又は3であり; Yは、(C1−C6)アルキル又はハロ(C1−C6)アルキルであり; nは、0、1又は2であり; Eは、(a)結合又は(b)(C1−C3)アルキレン若しくは(C1−C2)アルキレンオキシであり、ここで、OはR2に結合しており、それぞれ、メチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており; R2は、(C1−C6)アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される4つまでの基で場合により置換されており; R3は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル及び(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4、ヘテロシクリル(アルキル、ハロアルキル又はオキソで場合により置換されていてもよい)、ヘテロアリール(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで場合により置換されていてもよい)、アリールアミノ(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド及びN,N−ジアルキル置換アミドで場合により置換されていてもよい)及びヘテロアリールアミノ(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで場合により置換されていてもよい)から独立して選択される4つまでの基で場合により置換されており; Qは、O又はNR5であり; R4は、H、(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルキル、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル及び(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルから独立して選択され; R5は、H、(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルキル又はヒドロキシ(C1−C6)アルキルである]のように定義されるか、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0020] 本発明の別の実施態様は、i)薬学的に許容しうる担体又は希釈剤と、ii)式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)若しくは(Ii)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマーとを含む医薬組成物である。] [0021] 本発明の別の実施態様は、11β−HSD1活性を阻害する方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)若しくは(Ii)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマーの有効量を投与する工程を含む方法である。] [0022] 本発明の別の実施態様は、11β−HSD1の活性又は発現に関連する疾患を有する被験者を処置する方法であって、被験者に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)若しくは(Ii)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマーの有効量を投与する工程を含む方法である。] [0023] 本発明の別の実施態様は、そのような処置の必要な哺乳動物において11β−HSD1活性を阻害する医薬の製造における、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)若しくは(Ii)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマーの使用である。] [0024] 本発明の別の実施態様は、11β−HSD1の活性又は発現に関連する疾患を有する被験者を処置するための医薬の製造における、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)若しくは(Ii)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマーの使用である。] [0025] 本発明の別の実施態様は、そのような処置の必要な哺乳動物において11β−HSD1活性を阻害するために使用される、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)若しくは(Ii)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマーである。] [0026] 本発明の別の実施態様は、11β−HSD1の活性又は発現に関連する疾患を有する被験者を処置するために使用される、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)若しくは(Ii)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマーである。] [0027] 本発明は、更に、11β−HSD1を本発明の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)又は(Ii)の化合物と接触させる、11β−HSDを阻害する方法を提供する。] [0028] 本発明は、更に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)又は(Ii)の化合物の有効量を被験者に投与することによる、コルチゾンからコルチゾールへの変換の阻害又は低減をそのような処置の必要な患者において行う方法を提供する。] [0029] 本発明は、更に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)又は(Ii)の化合物の有効量を被験者に投与することによる、コルチゾールの産生の阻害又は低減をそのような処置の必要な患者において行う方法を提供する。] [0030] 本発明は、更に、本発明の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)又は(Ii)の化合物を使用して、インスリン感受性の増加をそのような処置の必要な被験者において行う方法を提供する。] [0031] (発明の詳細な説明) 別の実施態様は、式(I)又は式(Ia〜i)のいずれか1つで示される化合物[式中: Cy1は、フェニル、ナフチル、インダニル、テトラヒドロナフタレン、2−若しくは3−チエニル、2−若しくは3−フラニル、2−若しくは3−ピロリル、2−,3−若しくは4−ピリジル、2−ピラジニル、2−、4−若しくは5−ピリミジニル、3−若しくは4−ピリダジニル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−5−イル、1H−ベンゾイミダゾール−6−イル、1H−ベンゾイミダゾール−5−イル、2−、4−、5−、6−、7−若しくは8−キナゾリニル、2−、3−、5−、6−、7−若しくは8−キノキサリニル、2−、3−、4−、5−、6−、7−若しくは8−キノリニル、1−、3−、4−、5−、6−、7−若しくは8−イソキノリニル、2−、4−若しくは5−チアゾリル、2−、3−、4−若しくは5−ピラゾリル、2−、3−、4−(全て場合により置換されていてもよい)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ピロリジン、ピロリジン−2−オン、1−メチルピロリジン−2−オン、ピペリジン、ピペリジン−2−オン、2−ピリドン、4−ピリドン、ピペラジン、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン、ピペラジン−2−オン、5,6−ジヒドロピリミジン−4−オン、ピリミジン−4−オン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、イソオキサゾリジン、1,3−ジオキソラン、1,3−ジチオラン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,3−ジチアン、1,4−ジチアン、オキサゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2,4−ジオン、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン、モルホリン、N−メチルモルホリン、モルホリン−3−オン、1,3−オキサジナン−2−オン、チオモルホリン、チオモルホリン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアオキサゾール1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−2H−1,2−チアジン1,1−ジオキシド、ヘキサヒドロ−1,2,6−チアジアジン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアジアゾール1,1−ジオキシド又はイソチアゾリジン1,1−ジオキシドであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルアカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロ−アルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており; Eは、結合又はメチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている(C1−C3)アルキレンであり; R3は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル及び(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4、ヘテロシクリル(アルキル、ハロアルキル又はオキソで場合により置換されていてもよい)及びヘテロアリール(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで置換されていてもよい)から独立して選択される4つまでの基で場合により置換されており;そして 残りの変数は、式(I)について上記に記載されたとおりであるか又は式(Ia)〜(Ii)のいずれか1つについて下記に記載されているとおりである]、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0032] 別の実施態様は、式(I)又は式(Ia〜i)のいずれか1つで示される化合物[式中: R1は、(式(I)、(Ia〜d)及び(Ig)において)水素、メチル又はエチルであり; Cy1は、(式(I)、(Ia〜d)及び(Ig)において)フェニル、シクロプロピル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピリジル、N−オキソ−ピリジル、チアゾリル又はピリミジニルであり、それぞれ、ハロ、メチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、メトキシカルボニル、カルボキシ、エトキシカルボニルメトキシ、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、シアノ、ジフルオロメトキシ、t−ブトキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−2−プロピル、メトキシメチル、メチルスルホニル及びメチルスルホニルアミノから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており; A2は、(式(I)、(Ia〜d)及び(Ie〜g)において)結合、O、OCH2CO又はC=Oであり; Cy2は、(式(I)、(Ia〜d)及び(Ie〜g)において)(a)水素又は(b)フェニル、チエニル、ピリジル、N−オキソ−ピリジル、シクロプロピル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、S,S−ジオキソチアジニル若しくは2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジルであり、それぞれ、ハロ、ヒドロキシ、メトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシカルボニル、アミノ、カルバモイル、メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、(2−メトキシエチル)アミノカルボニル、アセチルアミノメチル、メチルスルホニル、メチルスルホニルアミノ、メチルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ピロリジン−1−スルホニル、メチルスルホニルアミノメチル、テトラゾリル、メチル、トリフルオロメチル、アセチル、2−ヒドロキシエチル及び1−アミノエチルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており; nは、(式(I)及び(Ia〜d)において)0であり; tは、(式(I)及び(Ie〜i)において)1、2又は3であり; Eは、(式(I)、(Ia〜d)、(Ie〜f)及び(Ih〜i)において)結合又はCH2であり; R2は、(式(I)、(Ia〜d)、(Ie〜f)及び(Ih〜i)において)イソプロピル、チエニル、フェニル又はピリジルであり、それぞれハロ、メチル、メチルチオ又は(4−モルホリノ)メチルで場合により置換されており; R3は、(式(I)、(Ia〜d)及び(Ie〜i)において)水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル、アリル又はエトキシエチルであり、それぞれHO−、MeO−、H2N−、MeC(=O)NH−、MeS(=O)2NH−、H2NC(=O)−、MeNHC(=O)−、HO2C−、(HO)2P(=O)O−、H2NS(=O)2O−、H2NS(=O)2NH−、MeNHC(=O)NH−、MeNHC(=O)O−、オキソ、シアノ、HO2C−、HOCH2CH2NH−、4−モルホリノ、HOCH2C(=O)NH−、H2NCH2C(=O)NH−、EtNHC(=O)NH、MeOC(=O)NH−、MeNHC(=NC≡N)NH−、Me−、MeS−、MeSO2−、MeSO2N(Me)−、MeS(=O)2NHC(=O)−、イミダゾリルアミノ−、イミダゾリル、テトラゾリル、H2NCONH−、H2NCO2−、HOCH2CH2O−、MeNH−、Me2N−及びMeCONMeから独立して選択される2つまでの基で場合により置換されており; Qは、(式(I)及び(Ie〜i)において)O又はNR5であり; R5は、(式(I)及び(Ie〜i)において)水素又はメチルである]或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0033] 別の実施態様は、式(Ia):] [0034] ] [0035] [式中、A2、Cy1、Cy2、E、n、Y、R1、R2及びR3は、上記の式(I)において定義されたとおりである]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0036] 別の実施態様は、式(Ib):] [0037] ] [0038] [式中、A2、Cy1、Cy2、E、n、Y、R1、R2、R3及びR5は、上記の式(I)において定義されたとおりである]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0039] 別の実施態様は、式(Ic):] [0040] ] [0041] [式中、A2、Cy1、Cy2、E、n、Y、R1、R2及びR3は、上記の式(I)において定義されたとおりである]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0042] 別の実施態様は、式(Id):] [0043] ] [0044] [式中、A2、Cy1、Cy2、E、n、Y、R1、R2、R3及びR5は、上記の式(I)において定義されたとおりである]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0045] 別の実施態様は、式(Ie):] [0046] ] [0047] [式中、A2、Cy2、E、t、Q、R2及びR3は、上記の式(I)において定義されたとおりである]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0048] 別の実施態様は、式(If):] [0049] ] [0050] [式中、A2、Cy2、E、t、Q、R2及びR3は、上記の式(I)において定義されたとおりである]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0051] 別の実施態様は、式(Ig):] [0052] ] [0053] [式中、R1、Cy1、A2、Cy2、t、QびR3は、上記の式(I)において定義されたとおりであり;mは、0、1、2、3又は4であり;そして置換基Xは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロ−アルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0054] 特定の実施態様において、A2−Cy2は、Nに結合している炭素原子に対してメタ又はパラである。] [0055] 別の実施態様は、式(Ih):] [0056] ] [0057] [式中、E、t、Q、R2及びR3は、上記の式(I)において定義されたとおりであり;r及びsは、独立して0、1、2、3又は4であり;そしてG1及びG2は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロ−アルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0058] 別の実施態様は、式(Ii):] [0059] ] [0060] [式中、E、t、Q、R2及びR3は、上記の式(I)において定義されたとおりであり;rは、0、1、2、3又は4であり;そして置換基Gは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される]で示される化合物、或いは その薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマーである。] [0061] 本発明のある特定の実施態様において、上記記載の構造式における変数は、以下の意義を有する。] [0062] R1は、(a)水素であるか又は(b)(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル若しくは(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4−、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4−、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4−、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4−、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4−、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4−、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4−、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリールアミノ及びヘテロアリールアミノから独立して選択される4つまでの基で場合により置換されている。別の代替案において、R1は(C1−C6)アルキルである。別の代替案において、R1は、水素、メチル又はエチルである。別の代替案において、R1は、メチル又はエチルである。] [0063] Cy1は、アリール、ヘテロアリール、単環式シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている。あるいは、Cy1は、フェニル、ナフチル、インダニル、テトラヒドロナフタレン、2−若しくは3−チエニル、2−若しくは3−フラニル、2−若しくは3−ピロリル、2−、3−若しくは4−ピリジル、2−ピラジニル、2−、4−若しくは5−ピリミジニル、3−若しくは4−ピリダジニル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−5−イル、1H−ベンゾイミダゾール−6−イル、1H−ベンゾイミダゾール−5−イル、2−、4−、5−、6−、7−若しくは8−キナゾリニル、2−、3−、5−、6−、7−若しくは8−キノキサリニル、2−、3−、4−、5−、6−、7−若しくは8−キノリニル、1−、3−、4−、5−、6−、7−若しくは8−イソキノリニル、2−、4−若しくは5−チアゾリル、2−、3−、4−若しくは5−ピラゾリル、2−、3−、4−(全て場合により置換されていてもよい)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ピロリジン、ピロリジン−2−オン、1−メチルピロリジン−2−オン、ピペリジン、ピペリジン−2−オン、2−ピリドン、4−ピリドン、ピペラジン、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン、ピペラジン−2−オン、5,6−ジヒドロピリミジン−4−オン、ピリミジン−4−オン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、イソオキサゾリジン、1,3−ジオキソラン、1,3−ジチオラン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,3−ジチアン、1,4−ジチアン、オキサゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2,4−ジオン、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン、モルホリン、N−メチルモルホリン、モルホリン−3−オン、1,3−オキサジナン−2−オン、チオモルホリン、チオモルホリン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアオキサゾール1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−2H−1,2−チアジン1,1−ジオキシド、ヘキサヒドロ−1,2,6−チアジアジン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアジアゾール1,1−ジオキシド又はイソチアゾリジン1,1−ジオキシドであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルアカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロ−アルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6 )アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている。別の代替案において、Cy1は、場合により置換されているアリール又は場合により置換されているヘテロアリールである。別の代替案において、Cy1は、場合により置換されているフェニル又は場合により置換されているピリジルである。別の代替案において、Cy1は、場合により置換されているフェニルである。なお別の特定の実施態様において、Cy1は、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、メトキシカルボニル、カルボキシ又はメチルで置換されている。なお別の特定の実施態様において、Cy1は、フッ素又は臭素で置換されている。なお別の代替案において、Cy1は、ハロ、メチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、メトキシカルボニル、カルボキシ、エトキシカルボニルメトキシ、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、シアノ、ジフルオロメトキシ、t−ブトキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−2−プロピル、メトキシメチル、メチルスルホニル及びメチルスルホニルアミノから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている、フェニル、シクロプロピル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピリジル、N−オキソ−ピリジル、チアゾリル又はピリミジニルである。] [0064] A2は、(a)結合、O、S若しくはNR4又は(b)(C1−C3)アルキレン若しくは(C1−C2)アルキレンオキシであり、それぞれ、メチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている。あるいは、A2は、結合、O、OCH2CO又はC=Oである。別の代替案において、A2は結合であり、そしてCy2は水素である。別の代替案において、A2は結合であり、そしてCy2はシクロプロピルである。別の代替案において、A2は結合であり、そしてCy2は、場合により置換されているアリール又は場合により置換されているヘテロアリールである。別の代替案において、A2は結合であり、そしてCy2は、場合により置換されているフェニル又は場合により置換されているピリジルである。別の代替案において、A2は結合であり、そしてCy2は場合により置換されているフェニルである。別の代替案において、A2は結合であり、そしてCy2は、塩素又はフッ素から独立して選択される1〜4つの基で置換されている。なお別の特定の実施態様において、A2は結合であり、そしてCy2はジフルオロフェニルである。] [0065] Cy2は、(a)水素又は(b)アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル若しくはヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている。あるいは、Cy2は、(a)水素又は(b)ハロ、ヒドロキシ、メトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシカルボニル、アミノ、カルバモイル、メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、(2−メトキシエチル)アミノカルボニル、アセチルアミノメチル、メチルスルホニル、メチルスルホニルアミノ、メチルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ピロリジン−1−スルホニル、メチルスルホニルアミノメチル、テトラゾリル、メチル、トリフルオロメチル、アセチル、2−ヒドロキシエチル及び1−アミノエチルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている、フェニル、チエニル、ピリジル、N−オキソ−ピリジル、シクロプロピル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、S,S−ジオキソチアジニル、2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジルである。別の代替案において、Cy2は、場合により置換されているフェニルである。別の代替案において、Cy2は、塩素及びフッ素から選択される1〜4つの基で場合により置換されているフェニルである。別の代替案において、Cy2はジフルオロフェニルである。] [0066] tは、1、2又は3である。別の特定の実施態様において、tは1である。あるいは、tは2である。] [0067] Yは、(C1−C6)アルキル又はハロ(C1−C6)アルキルである。] [0068] nは、0、1又は2である。あるいは、nは0である。] [0069] Eは、(a)結合又は(b)(C1−C3)アルキレン若しくは(C1−C2)アルキレンオキシであり、ここで、OはR2に結合しており、それぞれ、メチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている。あるいは、Eは、結合又はCH2である。なお別の代替案において、Eは、結合又はメチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている(C1−C3)アルキレンである。] [0070] R2は、(C1−C6)アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される4つまでの基で場合により置換されている。あるいは、R2は、イソプロピル、チエニル、フェニル又はピリジルであり、それぞれハロ、メチル、メチルチオ又は(4−モルホリノ)メチルで場合により置換されている。別の代替案において、R2は、場合により置換されているアリール、場合により置換されているヘテロアリール又はシクロアルキルである。なお別の代替案において、R2は、場合により置換されているフェニル、場合により置換されているピリジル又は場合により置換されているチエニルである。なお別の代替案において、R2は、場合により置換されているフェニルである。なお別の代替案において、R2は、フルオロフェニルである。なお別の代替案において、R2は、イソプロピル、チエニル、フェニル又はピリジルであり、それぞれハロ、メチル、メチルチオ又は(4−モルホリノ)メチルで場合により置換されている。] [0071] R3は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル及び(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4、ヘテロシクリル(アルキル、ハロアルキル又はオキソで場合により置換されていてもよい)、ヘテロアリール(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで場合により置換されていてもよい)、アリールアミノ(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド及びN,N−ジアルキル置換アミドで場合により置換されていてもよい)及びヘテロアリールアミノ(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで場合により置換されていてもよい)から独立して選択される4つまでの基で場合により置換されている。あるいは、R3は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル及び(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4、ヘテロシクリル(アルキル、ハロアルキル又はオキソで場合により置換されていてもよい)及びヘテロアリール(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで置換されていてもよい)から独立して選択される4つまでの基で場合により置換されている。別の代替案において、R3は水素である。なお別の代替案において、R3はヒドロキシ(C2−C4)アルキルである。なお別の代替案において、R3はω−H2NCO(C1−C3)アルキルである。なお別の代替案において、R3は(C1−C2)アルコキシ(C1−C3)アルキルである。なお別の代替案において、R3はH2NSO2O(C2−C4)アルキルである。なお別の代替案において、R3はH2NSO2NH(C2−C4)アルキルである。なお別の代替案において、R3はオキソ(C2−C4)アルキルである。なお別の特定の実施態様において、R3はアルケニルである。なお別の代替案において、R3はアリルである。なお別の代替案において、R3はMeC(=O)NH(C2−C4)アルキルである。R3は、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル、アリル又はエトキシエチルであり、それぞれHO−、MeO−、H2N−、MeC(=O)NH−、MeS(=O)2NH−、H2NC(=O)−、MeNHC(=O)−、HO2C−、(HO)2P(=O)O−、H2NS(=O)2O−、H2NS(=O)2NH−、MeNHC(=O)NH−、MeNHC(=O)O−、オキソ、シアノ、HO2C−、HOCH2CH2NH−、4−モルホリノ、HOCH2C(=O)NH−、H2NCH2C(=O)NH−、EtNHC(=O)NH、MeOC(=O)NH−、MeNHC(=NC≡N)NH−、Me−、MeS−、MeSO2−、MeSO2N(Me)−、MeS(=O)2NHC(=O)−、イミダゾリルアミノ−、イミダゾリル、テトラゾリル、H2NCONH−、H2NCO2−、HOCH2CH2O−、MeNH−、Me2N−及びMeCONMeから独立して選択される2つまでの基で場合により置換されている。] [0072] Qは、O又はNR5である。あるいは、QはOである。あるいは、QはNである。] [0073] R5は、H、(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルキル又はヒドロキシ(C1−C6)アルキルである。あるいは、R5は、水素又はメチルである。一つの特定の実施態様において、R5は水素である。] [0074] R4は、H、(C1〜C6)アルキル、ハロ(C1〜C6)アルキル、アミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル及び(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルキルから独立して選択される。] [0075] mは0、1、2、3又は4である。] [0076] Xは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される。] [0077] r及びsは、独立して0、1、2、3又は4である。] [0078] G1及びG2は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される。] [0079] Gは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル アミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される。] [0080] (定義) 用語「アルキル」は、1〜10個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖炭化水素基を意味し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシルなどが含まれる。] [0081] 用語「シクロアルキル」は、3〜10個の炭素原子を有する単環式、二環式又は三環式飽和炭化水素環を意味し、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ビシクロ〔2.2.2〕オクチル、ビシクロ〔2.2.1〕ヘプチル、スピロ〔4.4〕ノナン、アダマンチルなどが含まれる。] [0082] 用語「アリール」は、フェニル基、ナフチル基、インダニル基又はテトラヒドロナフタレン基である芳香族基を意味する。アリール基は、1〜4つの置換基で場合により置換されている。例示的な置換基には、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド及びN,N−ジアルキル置換アミドが含まれる。] [0083] 用語「ヘテロアリール」は、N、O及びSから選択される0〜4個のヘテロ原子を含有する飽和又は不飽和環に場合により縮合しうる、5員及び6員芳香族複素基を意味し、例えば、2−又は3−チエニル、2−又は3−フラニル、2−又は3−ピロリル、2−、3−又は4−ピリジル、2−ピラジニル、2−、4−又は5−ピリミジニル、3−又は4−ピリダジニル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−5−イル、1H−ベンゾイミダゾール−6−イル、1H−ベンゾイミダゾール−5−イル、2−、4−、5−、6−、7−又は8−キナゾリニル、2−、3−、5−、6−、7−又は8−キノキサリニル、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−キノリニル、1−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−イソキノリニル、2−、4−又は5−チアゾリル、2−、3−、4−又は5−ピラゾリル、2−、3−、4−又は5−イミダゾリルである芳香族複素基が含まれる。ヘテロアリールは、場合により置換されている。例示的な置換基には、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド及びN,N−ジアルキル置換アミドが含まれるか又はオキソによるN−オキシドの形成が含まれる。] [0084] 用語「ヘテロシクリル」は、N、O及びSから独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する4員、5員、6員及び7員飽和又は部分不飽和複素環を意味する。例示的なヘテロシクリルには、ピロリジン、ピロリジン−2−オン、1−メチルピロリジン−2−オン、ピペリジン、ピペリジン−2−オン、2−ピリドン、4−ピリドン、ピペラジン、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン、ピペラジン−2−オン、5,6−ジヒドロピリミジン−4−オン、ピリミジン−4−オン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、イソオキサゾリジン、1,3−ジオキソラン、1,3−ジチオラン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,3−ジチアン、1,4−ジチアン、オキサゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2,4−ジオン、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン、モルホリン、N−メチルモルホリン、モルホリン−3−オン、1,3−オキサジナン−2−オン、チオモルホリン、チオモルホリン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアオキサゾール1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−2H−1,2−チアジン1,1−ジオキシド、ヘキサヒドロ−1,2,6−チアジアジン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアジアゾール1,1−ジオキシド及びイソチアゾリジン1,1−ジオキシドが含まれる。ヘテロシクリルは、1〜4つの置換基で場合により置換されうる。例示的な置換基には、アルキル、ハロアルキル及びオキソが含まれる。] [0085] 本明細書で使用されるとき、用語「被験者」及び「患者」は交換可能に使用することができ、処置の必要な哺乳動物、例えば、愛玩用動物(例えば、イヌ、ネコなど)、家畜(例えば、ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギなど)及び実験動物(例えば、ラット、マウス、モルモットなど)を意味する。典型的には、被験者は処置の必要なヒトである。] [0086] 開示された化合物又はその薬学的に許容しうる塩が命名されるか又は構造により表示される場合、化合物又はその薬学的に許容しうる塩の溶媒和物又は水和物も含まれることが理解されるべきである。「溶媒和物」は、溶媒分子が結晶化の際に結晶格子の中に組み込まれる結晶形態を意味する。溶媒和物は、水又はエタノール、イソプロパノール、DMSO、酢酸、エタノールアミン及びEtOAcのような非水性溶媒を含むことができる。水が結晶格子の中に組み込まれた溶媒分子である場合、溶媒和物は、典型的には「水和物」と呼ばれる。水和物には、化学量論的水和物、また多様な量の水を含有する組成物が含まれる。] [0087] 開示された化合物の特定のものは、多様な立体異性体形態で存在することができる。立体異性体は、その空間的配置のみが異なる化合物である。鏡像異性体は、その鏡像を重ね合わすことができない一対の立体異性体であり、それは、最も一般的には、キラル中心として作用する不斉置換炭素原子を含有するからである。「鏡像異性体」は、互いに鏡像であり、重ね合わすことができない一対の分子の一方を意味する。ジアステレオマーは、鏡像のような関係にない立体異性体であり、それは、最も一般的には、2個以上の不斉置換炭素原子を含有するからである。構造式の符号「*」は、キラル炭素中心の存在を表す。「R」及び「S」は、1個以上のキラル炭素原子の周りの置換基の配置を表す。したがって、「R*」及び「S*」は、1個以上のキラル炭素原子の周りの置換基の相対配置を示す。] [0088] 「ラセミ化合物」又は「ラセミ混合物」は、等モル量の2つの鏡像異性体の化合物を意味し、そのような混合物は、光学活性を示さず、すなわち、偏光面で回転しない。] [0089] 「幾何異性体」は、炭素−炭素二重結合に対して、シクロアルキル環に対して又は架橋二環式系に対して置換基原子の配向が異なる異性体を意味する。炭素−炭素二重結合の両側の原子(H以外)は、E(置換基が炭素−炭素二重結合の反対側にある)又はZ(置換基が同じ側に配向されている)配置であることができる。] [0090] 「R」、「S」、「S*」、「R*」、「E」、「Z」、「シス」及び「トランス」は、コア分子に対する配置を示す。] [0091] 本発明の化合物は、異性体特異的合成又は異性体混合物の分割によって個別の異性体として調製することができる。従来の分割技術には、光学的に活性な酸を使用して異性体対のそれぞれの異性体の遊離塩基の塩を形成すること(続いて、分別結晶化及び遊離塩基を再生すること)、光学的に活性なアミンを使用して、異性体対のそれぞれの異性体の酸形態の塩を形成すること(続いて、分別結晶化及び遊離酸を再生すること)、光学的に純粋な酸、アミン若しくはアルコールを使用して異性体対のそれぞれの異性体のエステル若しくはアミドを形成すること(続いて、クロマトグラフィー分離及びキラル助剤を除去すること)又は多様な周知のクロマトグラフ法を使用して出発物質若しくは最終生成物の異性体混合物を分割することが含まれる。] [0092] 開示されている化合物の立体化学が命名されるか又は構造により表示される場合、命名された又は表示された立体異性体は、他の立体異性体に対して、少なくとも60重量%、70重量%、80重量%、90重量%、99重量%又は99.9重量%の純度がある。単一の鏡像異性体が命名されるか又は構造により表示される場合、表示された又は命名された鏡像異性体は、少なくとも60重量%、70重量%、80重量%、90重量%、99重量%又は99.9重量%の光学的純度がある。光学純度重量%は、鏡像異性体の重量+その光学異性体の重量に対する鏡像異性体の重量の比率である。] [0093] 開示されている化合物が、立体化学を示すことなく命名されるか又は構造により表示され、かつ化合物が少なくとも1つのキラル中心を有する場合、名称又は構造は、対応する光学異性体を含まない化合物の1つの鏡像異性体、化合物のラセミ混合物及び対応する光学異性体に対して1つの鏡像異性体が富んでいる混合物を包含することが理解されるべきである。] [0094] 開示されている化合物が、立体化学を示すことなく命名されるか又は構造により表示され、かつ化合物が少なくとも2つのキラル中心を有する場合、名称又は構造は、他のジアステレオマーを含まないジアステレオマー、他のジアステレオマー対を含まない一対のジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、ジアステレオマー対の混合物、1つのジアステレオマーが他のジアステレオマーに対して富んでいるジアステレオマーの混合物及び1つのジアステレオマー対が他のジアステレオマー対に対して富んでいるジアステレオマー対の混合物を包含することが理解されるべきである。] [0095] 本発明の化合物は、薬学的に許容しうる塩の形態で存在することができる。薬剤における使用では、本発明の化合物の塩は、非毒性の「薬学的に許容しうる塩」を意味する。薬学的に許容しうる塩形態には、薬学的に許容しうる酸性/アニオン性又は塩基性/カチオン性の塩が含まれる。] [0096] 薬学的に許容しうる酸性/アニオン性の塩には、酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重酒石酸塩、ブロミド、エデト酸カルシウム、カンシラート(camsylate)、炭酸塩、クロリド、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシラート(edisylate)、エストラート(estolate)、エシラート(esylate)、フマル酸塩、グリセプタート(glyceptate)、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニラート(glycollylarsanilate)、ヘキシルレゾルシナート、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨージド、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシラート、メチル硫酸塩、粘液酸塩、ナプシレート、硝酸塩、パモ酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロ酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシレート及びトリエチオジド(triethiodide)が含まれる。] [0097] 薬学的に許容しうる塩基性/カチオン性の塩には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ジエタノールアミン、N−メチル−D−グルカミン、L−リシン、L−アルギニン、アンモニウム、エタノールアミン、ピペラジン及びトリエタノールアミンの塩が含まれる。] [0098] 以下の略語は示された意味を有する:] [0099] ] [0100] (合成方法の一般的記載) 式(I)の化合物は、幾つかの方法により調製することができる。下記の考察において、A2、Cy1、Cy2、E、Q、R1、R2、R3、R5、Y、n及びtは、特に示されない限り、上記に示された意味を有する。下記に記載される式(I)の合成中間体及び最終生成物が、所望の反応に干渉しうる潜在的に反応性の官能基、例えば、アミノ、ヒドロキシ、チオール及びカルボン酸基を含有する場合、中間体の保護形態を用いることが有利でありうる。保護基の選択、導入及び後の除去の方法は、当業者には良く知られている。(T.W. Greene and P. G. M. Wuts “Protective Groups in Organic Synthesis” John Wiley & Sons, Inc., New York 1999)。そのような保護基の操作は、下記の考察において想定されているが、特に明確に記載されてはいない。一般に、反応スキームにおける試薬は、等モル量で使用されるが、特定の場合には、反応を完了させるために1つの試薬の過剰量を使用することが望ましい場合がある。このことは、過剰量の試薬が蒸発又は抽出によって容易に除去されうる場合には、特に当てはまる。反応混合物中のHClを中和するために用いられる塩基は、一般に、実質的にやや過剰量(1.05〜5当量)で使用される。] [0101] 第1の方法において、QがNR5又はOであり、そしてR1が水素ではない式(I)の化合物は、式(II)の中間体と、Z1及びZ2が、クロリド、1−イミダゾリル又はアリールオキシドのような離脱基である式(III)の試薬との、THF、CH2Cl2、トルエン又はMeCNのような不活性溶媒中、通常はそれぞれトリエチルアミン又はNaHCO3のような有機又は無機塩基の存在下、−10℃〜120℃の温度での反応により調製することができる。] [0102] ] [0103] 試薬IIIの特定の場合は、これらが市販されているので特に都合がよい。例えば、Z1及びZ2が両方ともクロリドである場合、IIIは、ホスゲンである。Z1及びZ2が両方とも1−イミダゾリルである場合、IIIは、カルボニルジイミダゾールである。Z1がクロリドであり、そしてZ2がp−ニトロフェノキシドである場合、IIIは、p−ニトロフェニルクロロホルメートである。Z1及びZ2が両方ともOCCl3である場合、IIIは、トリホスゲンであり、モル当量の3分の一の少なさで使用することができる。] [0104] n=0である式(II)の中間体は、BH3.THF溶液、BH3.Me2S又はLiAlH4のような水素化物試薬を、THF又はDMEのような不活性のエーテル性溶媒中、20℃〜100℃で1h〜48h使用する、式(IV)のヒドラジンの還元により調製することができる。] [0105] ] [0106] 式(IV)のヒドラジド中間体は、式(V)のα−(t=1)、β−(t=2)及びγ−(t=3)アミノ(Q=NR5)及びヒドロキシ(Q=O)酸と、式(VI)のヒドラジンとを、EDCのような標準的なペプチドカップリング試薬を使用して、HOBt及びN,N−ジイソプロピルエチルアミンの存在下、CH2Cl2のような不活性溶媒中で、0〜30℃で1h〜24hカップリングすることにより調製することができる。] [0107] ] [0108] t=1であり、そしてQがNR5である式(V)のものを含む多くのα−アミノ酸は、市販されており、これらの合成方法は、当該技術において広く知られている。(Smith, M. B. and March, J. “March's Advanced Organic Chemistry” p 1656, 5th Edition, Wiley, New York, NY, 2001)。] [0109] t=2であり、そしてQがNR5である式(V)のものを含むβ−アミノ酸の合成方法は概説されている(Enantioselective Synthesis of β-Amino Acids(2nd Edition) (2005), Publisher: John Wiley & Sons, Inc., Hoboken, N. J)。R5がHであり、そしてnが0である式(V)の化合物の一つの合成方法は、Raが(C1−C6)アルキルである式(VIII)のエステルのエノラートの、式(VII)のスルフィニルイミンへの付加により、式(IX)の化合物を得ること、続いてエステル加水分解及びt−ブチルスルフィニル基を除去することある。] [0110] ] [0111] t=2であり、QがNR5であり、そしてR5がHである式(V)のγ−アミノ酸は、LiOH、NaOH又はKOHを用いたRaが低級アルキルである式(X)のγ−アミノエステルの加水分解によって調製することができる。] [0112] ] [0113] QがNR5であり、そしてR5がHである式(X)のγ−アミノエステルは、式(XI)のγ−ニトロエステルの還元により調製することができる。] [0114] ] [0115] 式(XI)のγ−ニトロエステルは、式(XII)のニトロ化合物の式(XIII)のアクリル酸エステルへのマイケル付加により調製することができる。] [0116] ] [0117] t=2であり、QがNR5であり、そしてR5がHである式(V)のγ−アミノ酸は、ジシアミルボランのようなボランを使用するヒドロホウ素化、続く、例えばジョーンズ試薬による酸化によって、式(XIV)のホモアリルアミンから調製することもできる。] [0118] ] [0119] R5がHである式(XIV)のホモアリルアミンは、アリルマグネシウムハロゲン化物の、式(XV)のスルフィニルイミンへの付加、続く酸処理によるt−ブチルスルフィニル基の除去によって調製することができる。] [0120] ] [0121] 式(XV)のスルフィニルイミンは、式(XVI)のケトンと2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドとの反応により調製することができる。] [0122] ] [0123] QがOであり、そしてtが1である式(V)の特定のα−ヒドロキシ酸は、市販されている。QがOであり、そしてtが1である式(V)の追加的なα−ヒドロキシ酸は、H2SO4中のNaNO2を使用する式(XVII)のα−アミノ酸のジアゾ化により調製することができる。] [0124] ] [0125] QがOであり、そしてtが1である式(V)のα−ヒドロキシ酸は、式(XVIII)のシアノヒドリンを介して式(XVI)のケトンから調製することもできる。] [0126] ] [0127] ケトンをシアノヒドリンに変換する方法は、Smith, M. B. and March, J. “March’s Advanced Organic Chemistry” pp 1239-1240, 5th Edition, Wiley, New York, NY, 2001に記載されている。シアノヒドリンをα−ヒドロキシ酸に加水分解する方法は、Smith, M. B. and March, J. “March’s Advanced Organic Chemistry” pp 1179, 5th Edition, Wiley, New York, NY, 2001に記載されている。] [0128] 式(V)のヒドロキシ酸は、触媒の存在下で例えば酸素を用いるか又は亜塩素酸ナトリウム及びTEMPOを使用する、式(XIX)のジオールの酸化により調製することもできる。] [0129] ] [0130] tが1である式(XIX)のジオールは、N−メチルモルホリン−N−オキシドの存在下での触媒量のOsO4による式(XX)のオレフィンの処理によって調製することができる。] [0131] ] [0132] 式(XX)のオレフィンは、メチレントリフェニルホスホランを用いるウィッティッヒ反応により又はテッベ試薬を使用することにより、式(XVI)のケトンから入手することができる。] [0133] tが1である式(XIX)のジオールは、例えばジシアミルボランを使用する式(XXI)のアリルアルコールのヒドロホウ素化により入手することができる。あるいは、tが1である式(XIX)のジオールは、オゾン、続くNaBH4による式(XXII)のホモアリルアルコールの処理により入手することができる。] [0134] ] [0135] 式(XXI)のアリルアルコール及び式(XXII)のホモアリルアルコールは、それぞれビニルマグネシウムハライド又はアリルマグネシウムハライドによる式(XVI)のケトンの処理によって調製することができる。] [0136] tが2である式(XIX)のジオールは、例えばジシアミルボランを使用する式(XXII)のホモアリルアルコールのヒドロホウ素化により調製することができる。] [0137] R1がHであり、そしてCy2がアリール又はヘテロアリールである式(VI)のヒドラジン中間体は、式(XXIII)のアミンのジアゾ化及び例えば塩化スズ(II)によるジアゾニウム塩の還元によって調製することができる。] [0138] ] [0139] 式(VI)のヒドラジン中間体は、例えばTHF中のLiAlH4又はEtOH中のNaを使用する、式(XXXV)のニトロソアミンの還元により調製することもできる。式(XXXIV)のニトロソアミンは、酸の存在下でのNaNO2との反応により式(XXIV)のアミンから調製することができる。] [0140] ] [0141] 式(VI)のヒドラジン中間体は、例えば、クロロアミン又はヒドロキシルアミン−O−スルホン酸による式(XXXIV)のアミンのアミノ化によって調製することもできる。] [0142] Cy1がNO2又はCH3のような電子求引基で置換されているアリール又はヘテロアリールであり、そしてZ3がフッ素、塩素又は臭素である式(VI)のヒドラジン中間体は、式(XXVII)のヒドラジンと式(XXVIII)のハライドとの反応により調製することができる。] [0143] ] [0144] nが0である式(II)の中間体は、式(VI)のヒドラジンによる、Z4がハライド、例えばクロリド又はスルホナート離脱基OSO2Rcであり、Rcがアルキル、アリール又はハロアルキル(例えばp−トルエンスルホニルオキシ又はメチルスルホニルオキシ)である式(XXIX)のハライド又はスルホナート中間体の処理によって、直接調製することができる。] [0145] ] [0146] Z4がスルホナートである式(XXIX)の中間体は、式(XIX)のジオール又は式(XXX)の(好ましくはN保護された)アミノアルコールとRcSO2Cl又は(RcSO2)2Oとの反応により調製することができる。] [0147] ] [0148] QがNR5であり、そしてtが2である式(XXX)のアミノアルコールは、式(XIV)のホモアリルアミンのヒドロホウ素化により調製することができる。] [0149] Z4がクロリドであり、そしてtが2である式(XXIX)の中間体は、式(XXXI)のケトンと、MがMgCl、MgBr、MgI又はLiである式(XXXII)の有機金属との反応により調製することができる。一つの実施態様において、反応は、CeCl3の存在下で実施される。] [0150] ] [0151] 第2の方法において、Cy1がシクロアルキル又はヘテロシクリルであり、そしてR1が水素である式(I)の化合物は、例えばパラジウム若しくは白金触媒の存在下で水素を使用する又はLiAlH4、NaCNBH3若しくはBu3SnHのような水素化物試薬を使用する、式(XXXIII)のヒドラゾンの還元により調製される。] [0152] ] [0153] 式(XXXIII)のヒドラゾンは、式(XXXIV)のヒドラジン及び式(XXXV)のケトンから調製することができる。] [0154] ] [0155] 式(XXXIV)のヒドラジンは、酸の存在下での例えばNaNO2によるニトロソ化、続く還元により、式(XXXVI)の環状中間体から調製することができる。] [0156] ] [0157] 式(XXXVI)の化合物は、式(XXXVII)のアミノアルコール(Q=O)及びジアミン(Q=NR5)と、Z1及びZ2が、クロリド、1−イミダゾリル又はアリールオキシドのような離脱基である式(III)の試薬との、THF、CH2Cl2、トルエン又はMeCNのような不活性溶媒中、通常はそれぞれトリエチルアミン又はNaHCO3のような有機又は無機塩基の存在下、−10℃〜120℃での反応により調製することができる。] [0158] ] [0159] n=0である式(XXXVII)のアミノアルコール(Q=O)及びジアミン(Q=NR5)は、式(XXIX)のハライド又はスルホナート中間体と、アンモニア又はアジ化ナトリウムとの反応、続く接触水素化による又は湿潤THF中のPh3Pによる還元によって調製することができる。] [0160] ] [0161] t=1であり、そしてQ=NR5である式(XXXVII)のものを含む1,2−ジアミン中間体の追加的な合成方法は、Lucet, D.; Le Gall, T.; Mioskowski, C. Angew. Chem. Int. Ed. 1998, 37, 2580-2617に記載されている。] [0162] 第3の方法において、nが0であり、QがO又はNR5であり、R5が(C1−C6)アルキルであり、そしてR1が水素ではない式(I)の化合物は、R1がHではない式(XXXVIII)のイソシアネートによる、式(XXIX)の化合物の処理と、続くDMFのような不活性溶媒中での、NaH又はDBUのような強塩基による処理によって調製することができる。] [0163] ] [0164] R1がHではない式(XXXVIII)のイソシアネートは、Z1及びZ2が、クロリド、1−イミダゾリル又はアリールオキシドのような離脱基である式(III)の試薬による式(VI)のヒドラジンの処理によって調製することができる。] [0165] ] [0166] 第4の方法において、Cy1がアリール又はヘテロアリールである式(I)の化合物は、式(XXXIX)の化合物と、Z5がブロミド又はヨージドである式(XL)のハライドとの、銅又はパラジウム触媒の存在下での反応によって調製することができる。] [0167] ] [0168] R1が(C2−C6)アルキルである式(XXXIX)の化合物は、例えばパラジウム若しくは白金触媒の存在下で水素を使用する又はLiAlH4、NaCNBH3若しくはBu3SnHのような水素化物試薬を使用する、R1aが(C1−C5)アルキルである式(XLI)のヒドラゾンの還元により調製することができる。] [0169] ] [0170] R1aが直鎖(C1−C5)アルキルである式(XLI)の化合物は、式(XXXIV)の中間体と式(XLII)のアルデヒドとの反応により調製することができる。] [0171] ] [0172] 第5の方法において、式(I)の化合物は、式(I)の別の化合物から調製することができる。例えば下記である。 (1)Cy1が臭素又はヨウ素で置換されており、A2が結合であり、そしてCy2が水素である式(I)の化合物を、パラジウム触媒の存在下、場合により置換されているアリール若しくはヘテロアリールホウ酸又はエステルと反応させて、A2が結合であり、そしてCy2が場合により置換されているアリール又はヘテロアリールである式(I)の化合物を得ることができる。 (2)R1又はR3がω−ヒドロキシ(C2−C6)アルキルである式Iの化合物を、ジョーンズ試薬を使用して酸化して、R1又はR3がω−カルボキシ(C1−C5)アルキルである式(I)の化合物にすることができる。 (3)R1又はR3がω−カルボキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、EDCのような標準的なペプチドカップリング剤を使用してアンモニア又は(C1−C6)アルキルアミンとカップリングさせて、R1又はR3がω−H2NC(=O)(C1−C6)アルキル又はω−{(C1−C6)アルキルNHC(=O)}(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (4)R1又はR3がω−ヒドロキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、そのメタンスルホナート又はトリフルオロメタンスルホナートに変換し、アジ化ナトリウムで処理し、還元して、R1又はR3がω−アミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (5)R1又はR3がアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、無水酢酸又は塩化アセチルと反応させて、R1又はR3が{アセチルアミノ}(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (6)R1又はR3がアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、メタンスルホニルクロリドと反応させて、R1又はR3が{メタンスルホニルアミノ}(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (7)R1又はR3が(C2−C6)アルケニルである式(I)の化合物をヒドロホウ素化して、R1又はR3がヒドロキシ(C2−C6)アルキルである式(I)の化合物を得る。アルケンが(C2−C6)アルケニル基の末端にある場合、主生成物は一般に第一級ω−ヒドロキシ(C2−C6)アルケニルiであり副生成物は第二級アルコールiiである。] [0173] ] [0174] (8)R1が(C2−C6)アルケニルである式(I)の化合物を、四酸化オスミウム及びN−メチルモルホリン−N−オキシドと反応させて、R1が隣接ジヒドロキシ(C2−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (9)R3が(C2−C6)アルケニルである式(I)の化合物を、四酸化オスミウム及びN−メチルモルホリン−N−オキシドと反応させて、R3が隣接ジヒドロキシ(C2−C6)アルキルである式(I)の隣接ジオール化合物を得ることができる。 (10)R1がH2C=CH(C0−C4)アルキル−である式(I)の化合物を、オゾンと、続いてNaBH4と反応させて、R1がω−ヒドロキシ(C1−C5)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (11)R3がH2C=CH(C0−C4)アルキル−である式(I)の化合物を、オゾンと、続いてNaBH4と反応させて、R3がω−ヒドロキシ(C1−C5)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (12)R1又はR3がアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を(C1−C6)アルキルイソシアナートと反応させて、R1又はR3が(C1−C6)アルキルアミノカルボニルアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (13)R1又はR3がアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を(C1−C6)アルキルクロロホルマートと反応させて、R1又はR3が(C1−C6)アルコキシカルボニルアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (14)R1又はR3がアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、クロロスルホニルイソシアナート又はスルファミドと反応させて、R1又はR3がアミノスルホニルアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (15)R1又はR3がアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を(C1−C6)アルキルスルファモイルクロリドと反応させて、R1又はR3が(C1−C6)アルキルアミノスルファモイルアミノ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (16)R1又はR3がヒドロキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、クロロスルホニルイソシアナートと反応させて、R1又はR3がアミノスルホニルオキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (17)R1又はR3がヒドロキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、p−ニトロフェニルクロロホルメート、ペンタフルオロフェニルクロロホルメート又はカルボニルジイミダゾールと、続いてアンモニア、(C1−C6)アルキルアミン又はジ(C1−C6)アルキルアミンと反応させて、R1又はR3がアミノカルボキシ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノカルボキシ(C1−C6)アルキル又はジ(C1−C6)アルキルアミノカルボキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (18)R1又はR3がヒドロキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、POCl3と反応させて、R1又はR3が(HO)2P(=O)O(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (19)Cy1が臭素又はヨウ素で置換されており、A2が結合であり、そしてCy2が水素である式(I)の化合物を、パラジウム触媒の存在下、環状アミンと反応させて、A2が結合であり、そしてCy2が、窒素原子を介して結合している環状アミン部分である式(I)の化合物を得ることができる。 (20)QがNR5であり、そしてR5がHである式(I)の化合物を、水素化ナトリウムのような強塩基の存在下、(C1−C6)アルキルハライドと反応させて、QがNR5であり、そしてR5が(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (21)R1又はR3がω−H2NCO(C1−C5)アルキルである式(I)の化合物を、ピリジンの存在下でTFAAと反応させて、R1又はR3がω−シアノ(C1−C5)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (22)R1又はR3がω−MeO2C(C1−C5)アルキルである式(I)の化合物を、少なくとも2当量のMeMgBrと反応させて、R1又はR3がHOC(Me)2(C1−C5)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (23)R1又はR3がω−ヒドロキシ(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を、そのメタンスルホナート又はトリフルオロメタンスルホナートに変換し、モルホリンと反応させて、R1又はR3がω−(4−モルホリノ)(C1−C6)アルキルである式(I)の化合物を得ることができる。 (24)R1が水素である式(I)の化合物を、DMF又はTHFのような溶媒中のNaH及びMeIで処理して、R1がメチルである式(I)の化合物を得ることができる。] [0175] 精製方法 本発明の化合物は、高圧液体クロマトグラフィー(分取HPLC)により精製することができる。特に指定のない限り、分取HPLCは、Gilson 215系で稼働する0.01%TFAを含有する水/アセトニトリル勾配で溶離するC−18カラムの分取逆相HPLCを意味する。] [0176] LC−MS方法 方法1〔LC−MS(3min)〕 カラム:Chromolith SpeedRod, RP-18e、50×4.6mm;移動相:A:0.01%TFA/水、B:0.01%TFA/CH3CN;流速:1mL/min;勾配:] [0177] ] [0178] 実施例1 6−アリル−6−(4−フルオロフェニル)−3−(メチル(フェニル)アミノ)−1,3−オキサジナン−2−オン] [0179] ] [0180] 工程1 250mLのフラスコに、無水CeCl3(5.58g、22.6mmol)及びTHF(40mL)を投入した。混合物を室温で3.5h激しく撹拌した。次に懸濁液を−78℃に冷却し、アリルマグネシウムブロミドの溶液(THF中1.0M、21mL、21.0mmol)を加えた。−78℃で2h撹拌した後、THF(30mL)中の3−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)プロパン−1−オン(2.522g、13.5mmol)の溶液を、カニューレを介して加えた。反応混合物を、一晩(18h)撹拌しながら、ゆっくりと8℃に温めた。次に反応を飽和NaHCO3水溶液で停止させ、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥した。溶媒を蒸発させた後、残渣を、ヘキサン/EtOAcで溶離するシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、1−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(3.0049g、97%)を油状物として得た。] [0181] ] [0182] 工程2 1−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(20mg、0.088mmol)及び1−メチル−1−フェニルヒドラジン(640mg、5.26mmol)を合わせ、マイクロ波により120℃で10min、140℃で20min加熱した。粗混合物を、EtOAc/ヘキサン勾配で溶離するシリカゲルカートリッジのクロマトグラフィーにより、続いて分取HPLCにより精製して、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メチル−2−フェニルヒドラジニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(2mg)を得た。LC−MS方法1 m/z=315(M+1)。] [0183] 工程3 3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メチル−2−フェニルヒドラジニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(14mg、0.04mmol)及びトリエチルアミン(3滴)をトルエン(1mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、ホスゲン(3滴、20%トルエン溶液)を加えた。1h後、更なるホスゲン(3滴、20%トルエン溶液)を加え、反応を一晩かけて室温に温めた。溶媒を蒸発させ、残渣をトルエンに再溶解した。DBU(5滴)を加え、溶液を4h加熱還流した。溶媒を蒸発させ、残渣を分取HPLCにより精製して、6−アリル−6−(4−フルオロフェニル)−3−(メチル(フェニル)アミノ)−1,3−オキサジナン−2−オン(8.8mg)を得た。] [0184] ] [0185] 工程2の代替的手順: (1)1−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(50mg、0.22mmol)及び1−メチル−1−フェニルヒドラジン(60mg、0.49mmol)を合わせ、マイクロ波により140℃で20min加熱した。出発物質はLC−MSにより依然として明かであり、追加の1−メチル−1−フェニルヒドラジン(640mg、5.26mmol)を加えた。混合物をマイクロ波により140℃で20min更に加熱した。粗混合物を、EtOAc/ヘキサン勾配で溶離するシリカゲルカートリッジのクロマトグラフィーにより精製し、更に分取HPLCにより精製して、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メチル−2−フェニルヒドラジニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(6mg)を得た。LC−MS方法1 m/z=315(M+1)。] [0186] (2)1−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(58mg、0.25mmol)、1−メチル−1−フェニルヒドラジン(500mg、4.09mmol)及びテトラブチルアンモニウムヨージド(92mg、0.25mmol)を合わせ、マイクロ波により63℃で50min加熱した。粗混合物を濾過し、EtOAc/ヘキサン勾配で溶離するシリカゲルカートリッジのクロマトグラフィーにより2回精製して、1−メチル−1−フェニルヒドラジンを除去した。残渣をEt2Oに溶解し、1MHCl水溶液で洗浄した。水層を、pHの4が達成されるまで1MNaOH水溶液で処理し、次にEt2Oで抽出した。有機層を蒸発させ、残渣を分取HPLCにより更に精製して、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メチル−2−フェニルヒドラジニル)ヘキサ−5−エン−3−オール(6mg)を得た。LC−MS方法1 m/z=315(M+1)。] [0187] 実施例2 6−(4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチル(フェニル)アミノ)−1,3−オキサジナン−2−オン] [0188] ] [0189] 0℃で、THF中の2M2−メチル−2−ブテン(15mL、30mmol)を、THF(3mL)中のBH3・DMS(1.5mL、15mmol、10M)に加え、1h撹拌して、ジシアミルボランの0.83M THF溶液を得た。別のフラスコにおいて、ジシアミルボラン(0.1mL、0.08mmol)を、THF(1mL)中の6−アリル−6−(4−フルオロフェニル)−3−(メチル(フェニル)アミノ)−1,3−オキサジナン−2−オン(6mg、0.018mmol)を0℃で加えた。反応を一晩かけて室温に温めた。反応を0℃に冷却し、H2O(1mL)で停止させ、室温で15min撹拌した。NaBO3(22mg、0.22mmol)を加え、反応を2h撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗物質を分取HPLCにより精製して、6−(4−フルオロフェニル)−6−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチル(フェニル)アミノ)−1,3−オキサジナン−2−オン(1.16mg)を得た。LC−MS方法1 tR=1.51min m/z=359(M+1)。] [0190] 生物学的試験例1 11β−HSD1のミクロソーム調製の、本発明の化合物による阻害は、実質的に、以前に記載されたように測定した(K. Solly, S. S. Mundt, H.J. Zokian, G.J. Ding, A. Hermanowski-Vosatka, B. Strulovici, and W. Zheng, High-Throughput Screening of 11-Beta-Hydroxysteroid Dehydrogenase Type 1 in Scintillation Proximity Assay Format. Assay Drug Dev Technol 3 (2005) 377-384)。全ての反応は、96ウェル透明軟質PET Microbetaプレート(PerkinElmer)により室温で実施した。アッセイは、49μlの基質溶液(50mMのHEPES、pH7.4、100mMのKCl、5mMのNaCl、2mMのMgCl2、2mMのNADPH及び160nMの〔3H〕コルチゾン(1Ci/mmol))を分配し、0.1mMから出発する半対数増加率で予め希釈したDMSO中の試験化合物1μL(8ポイント)と混合することにより開始する。10分間のプレインキュベーションの後、ヒト11β−HSD1を過剰発現するCHO細胞から単離されたミクロソーム(総タンパク質の10〜20μg/ml)を含有する50μLの酵素溶液を加え、プレートを室温で90分間インキュベートした。反応は、Superblock緩衝液(Bio-Rad)中に10μMの18β−グリチルレチン酸、5mg/mlのタンパク質A被覆YSi SPAビーズ(GE Healthcare)及び3.3μg/mlの抗コルチゾール抗体(East Coast Biologies)を含有する50μlのSPAビーズ懸濁液を添加することによって停止させた。プレートを室温で120分間振とうし、〔3H〕コルチゾールに対応するSPAシグナルをMicrobetaプレート読み取り機により測定した。] [0191] 生物学的試験例2 本発明の化合物による11β−HSD1の阻害を、全細胞において以下のように測定した。アッセイの細胞は、2つの供給源:Zen-Bio, Inc.の完全分化ヒト大網脂肪細胞及びLonza Group Ltd.のヒト大網脂肪前駆細胞から得た。Zen-Bio, Inc.の前分化大網脂肪細胞は、96ウェルプレートの中に入れて購入し、前駆体である脂肪前駆細胞が分化した後少なくとも2週間でアッセイに使用した。Zen-Bioは、培地に脂肪生成及び脂質生成ホルモン(ヒトインスリン、デキサメタゾン、イソブチルメチルキサンチン及びPPAR−ガンマアゴニスト)を補充することにより、脂肪前駆細胞の分化を誘導した。細胞を完全脂肪細胞培地(DMEM/Ham's F-12(1:1、v/v)、HEPESpH7.4、ウシ胎児血清、ペニシリン、ストレプトマイシン及びアンフォテリシンB、Zen-Bio, Inc.から供給)に37℃、5%CO2で維持した。] [0192] 脂肪前駆細胞は、Lonza Group Ltd.から購入し、ウシ胎児血清、ペニシリン及びストレプトマイシン(Lonzaから供給)を補充したPreadipocyte Growth Medium-2において37℃、5%CO2で培養した。脂肪前駆細胞は、インスリン、デキサメタゾン、インドメタシン及びイソブチルメチルキサンチン(Lonzaから供給)をPreadipocyte Growth Medium-2に添加することによって分化した。細胞を分化因子に7日間暴露し、その時点で細胞は分化し、アッセイの準備が整った。アッセイを実施する1日前、分化大網脂肪細胞を、一晩インキュベートするために、血清−及びフェノールレッド−無含有培地に移した。アッセイは、200μLの総容量で実施した。細胞は、エタノール中の〔3H〕コルチゾン(50Ci/mmol、ARC, Inc.)を加えてコルチゾンの最終濃度100nMを達成する少なくとも1h前に、0.1%(v/v)のDMSO及び多様な濃度の試験化合物を含有する血清無含有、フェノールレッド無含有培地でプレインキュベートした。細胞は、37℃、5%CO2で3〜4hrsインキュベートした。陰性対照を、放射性基質なしでインキュベートし、インキュベーションの終了時に同じ量の〔3H〕コルチゾンを入れた。〔3H〕コルチゾールの形成は、シンチレーション近接アッセイ(SPA)においてそれぞれ25μLの上澄みを分析することによりモニタリングした。(Solly, K.; Mundt, S. S.; Zokian, H.J.;Ding, G. J.; Hermanowski-Vosatka, A.; Strulovici, B.; Zheng, W. Assay Drug Dev. Technol. 2005, 3, 377-384)。本発明の多くの化合物は、このアッセイにおいて有意な活性を示した。] [0193] 生物学的アッセイの結果の表] [0194] ] [0195] 予言的化合物の表] [0196] ] [0197] ] [0198] 本発明の化合物は、コルチゾールレベルの減少が疾患状態の処置に有効である障害又は疾患の改善又は処置に有用である。したがって、本発明の化合物は、糖尿病、肥満、代謝症候群の症状、グルコース不耐性、高血糖症、高血圧症、高脂血症、インスリン抵抗性、心血管疾患、異脂肪血症、アテローム性動脈硬化症、脂肪異栄養症、骨粗鬆症、緑内障、クッシング症候群、アジソン病、グルココルチコイド療法に関連する内臓脂肪型肥満、うつ病、不安、アルツハイマー病、認知症、認知低下(年齢関連認知低下を含む)、多嚢胞性卵巣症候群、不妊症及び性機能亢進症の治療又は予防に使用することができる。加えて、化合物は免疫系のB及びT細胞の機能を調節し、したがって、結核、らい病及び乾癬のような疾患を処置するのに使用することができる。これらは、特に糖尿病患者において創傷治癒を促進するのに使用することもできる。] [0199] 本発明の医薬組成物は、式(I)の化合物に代替的に又は追加的に、式(I)の化合物の薬学的に許容しうる塩又はそのような化合物若しくは塩のプロドラッグ若しくは薬学的に活性な代謝産物及び1つ以上の薬学的に許容しうる担体を含むことができる。] [0200] 本発明には、11β−HSD1介在性障害の処置又は改善をその必要性のある被験者において行う治療方法であって、その必要性のある被験者に、有効量の式(I)の化合物又はその鏡像異性体、ジアステレオマー若しくは薬学的に許容しうる塩あるいはその組成物を投与することを含む方法が含まれる。本明細書で使用されるとき、「処置する」又は「処置」には、治療的と予防的処置の両方が含まれる。治療的処置には、疾患若しくは状態に関連する症状を低減すること及び/又は疾患若しくは状態を有する被験者の寿命を延長することが含まれる。予防的処置には、疾患若しくは状態を生じる危険性のある被験者において疾患若しくは状態の発症を遅延すること又は疾患若しくは状態を生じる危険性のある被験者において被験者が疾患若しくは状態を生じる可能性を低減することが含まれる。] [0201] 本発明の実施態様には、糖尿病、異脂肪血症、心血管疾患、高血圧症、肥満、癌又は緑内障の処置のための1つ以上の追加の作用物質との併用治療における、式(I)の11β−HSD1阻害化合物又はその組成物を投与することが含まれる。糖尿病の処置のための作用物質には、Humulin(登録商標)(EIi Lilly)、Lantus(登録商標)(Sanofi Aventis)、Novolin(Novo Nordisk)及びExubera(登録商標)(Pfizer)のようなインスリン;Avandia(登録商標)(マレイン酸ロシグリタゾン、GSK)及びActos(登録商標)(塩酸ピオグリタゾン、Takeda/Eli Lilly)のようなPPARガンマアゴニスト;Amaryl(登録商標)(グリメピリド、Sanofi Aventis)、Diabeta(登録商標)(グリブリド、Sanofi Aventis)、Micronase(登録商標)/Glynase(登録商標)(グリブリド、Pfizer)及びGlucotrol(登録商標)/Glucotrol XL(登録商標)(グリピジド、Pfizer)のようなスルホニル尿素;Prandin(登録商標)/NovoNorm(登録商標)(レパグリニド、Novo Nordisk)、Starlix(登録商標)(ナテグリニド、Novartis)及びGlufast(登録商標)(ミチグリニド、Takeda)のようなメグリチニド;Glucophase(登録商標)/Glucophase XR(登録商標)(メトホルミンHCl、Bristol Myers Squibb)及びGlumetza(メトホルミンHCl、Depomed)のようなビグアナイド;チアゾリジンジオン;アミリン類似体、GLP−1類似体;DPP−IVインヒビター;PTB−1Bインヒビター;タンパク質キナーゼインヒビター(AMP活性化タンパク質キナーゼインヒビターを含む);グルカゴンアンタゴニスト、グリコーゲンシンターゼキナーゼ−3ベータインヒビター;グルコース−6−ホスファターゼインヒビター;グリコーゲンホスホリラーゼインヒビター;ナトリウム・グルコースコトランスポーターインヒビター、並びにPrecose(登録商標)/Glucobay(登録商標)/Prandase(登録商標)/Glucor(登録商標)(アカルボース、Bayer)及びGlyset(登録商標)(ミグリトール、Pfizer)のようなアルファ−グルコシダーゼインヒビターが含まれる。異脂肪血症及び心血管疾患の処置のための作用物質には、スタチン、フィブラート及びエゼチミブが含まれる。高血圧症の処置のための作用物質には、アルファ−ブロッカー、ベータ−ブロッカー、カルシウムチャンネルブロッカー、利尿剤、アンジオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、ACE及び中性エンドペプチダーゼ(NEP)デュアルインヒビター、アンジオテンシンレセプターブロッカー(ARB)、アルドステロンシンターゼインヒビター、アルドステロンレセプターアンタゴニスト又はエンドセリンレセプターアンタゴニストが含まれる。肥満の処置のための作用物質には、オルリスタット、フェンテルミン、シブトラミン及びリモナバンが含まれる。] [0202] 本発明の実施態様は、1つ以上の他の11β−HSD1インヒビター(そのようなインヒビターがまた式(I)の化合物であるか若しくは異なる部類/種類の化合物であるかに関わらず)との又はAvandamet(登録商標)(メトホルミンHCl及びマレイン酸ロシグリタゾン、GSK);Avandaryl(登録商標)(グリメピリド及びマレイン酸ロシグリタゾン、GSK);Metaglip(登録商標)(グリピジド及びメトホルミンHC、Bristol Myers Squibb);並びにGlucovance(登録商標)(グリブリド及びメトホルミンHCl、Bristol Myers Squibb)との併用治療において、式(I)の11β−HSD1阻害化合物又はその組成物を投与することを含む。] [0203] 本発明の化合物は、多種多様の経口及び非経口投与形態で調製しかつ投与することができる。したがって、本発明の化合物を注射により、すなわち、静脈内、筋肉内、皮内、皮下、十二指腸内又は腹腔内に投与することができる。加えて、本発明の化合物を鼻腔内又は経皮的に投与することができる。以下の投与形態が、活性成分として、本発明の化合物又は化合物の対応する薬学的に許容しうる塩のいずれかを含みうることは、当業者には明白である。] [0204] 本発明の化合物から医薬組成物を調製するためには、薬学的に許容しうる担体は、固体又は液体のいずれかであることができる。固体形態の調合剤には、粉末剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、カシェ剤、坐剤及び分散性顆粒剤が含まれる。固体担体は、希釈剤、風味剤、可溶化剤、潤滑剤、懸濁剤、結合剤、防腐剤、錠剤崩解剤又はカプセル化材料としても作用しうる1つ以上の物質であることができる。粉末剤では、担体は、微粉化した活性成分との混合物である微粉化した固体である。] [0205] 錠剤では、活性成分は、必要な結合特性を有する担体と適切な割合で混合され、所望の形状及び大きさに圧縮成形される。] [0206] 粉末剤及び錠剤は、好ましくは活性成分を約1〜約70%含有する。適切な担体は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトース糖、ペクチン、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ロウ、カカオバターなどである。錠剤、粉末剤、カシェ剤、ロゼンジ剤、迅速溶融ストリップ剤、カプセル剤及び丸剤を、経口投与に適した活性成分を含有する固体投与形態として使用することができる。] [0207] 坐剤を調製するには、脂肪酸グリセリド又はカカオバターの混合物のような低融点ロウを最初に溶融し、活性成分を例えば撹拌により均質に分散する。次に均質溶融混合物を、都合のよい大きさの成形型に注いで、冷却させ、それにより凝固させる。] [0208] 液体形態調合剤には、液剤、懸濁剤、停留浣腸及び乳剤、例えば水又は水プロピレングルコール溶剤が含まれる。非経口注射では、液体調合剤は、ポリエチレングリコール水溶液で液剤に配合することができる。] [0209] 経口投与に適した水性液剤は、活性成分を水に溶解し、所望によって適切な着色剤、風味剤、安定剤及び増粘剤を加えることにより調製することができる。経口投与に適した水性懸濁剤は、微粉化した活性成分を、天然又は合成ガム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び他の周知の懸濁剤のような粘性材料と共に水に分散することによって、調製することができる。] [0210] 医薬組成物は、好ましくは単位投与形態である。そのような形態では、組成物は、活性成分の適切な量を含有する単位用量に細分化されている。単位投与形態は、パッケージ調合剤であることができ、そのパッケージは、例えば錠剤、粉末剤及びカプセル剤の、バイアル又はアンプル中で、別個の分量を含有する。また、単位投与形態は、それ自体錠剤、カシェ剤、カプセル剤若しくはロゼンジ剤であることができるか、又はこれらのうちのいずれかの適切な数のパッケージ形態であることができる。] [0211] 単位用量調合剤における活性成分の量は、約0.1mg〜約1000.0mg、好ましくは約0.1mg〜約100mgに変わることができるか又は調整することができる。しかし投与量は、患者の要件、処置される状態の重篤度及び用いられる化合物に応じて変わることができる。特定の状況のために正確な投与量を決定することは、当該技術の技能の範囲内である。また、医薬組成物は、所望であれば、他の適合する治療剤を含有することができる。] [0212] 治療的処置において、又は11β−HSD1のインヒビター若しくは細胞内のコルチゾールの産生に対するインヒビターとしての使用方法において、活性成分は、好ましくは1日用量あたり約0.1mg〜約100mgの量で上記に開示された固体投与形態により経口投与され、ここで用量は1日に1回又はそれ以上投与される。] [0213] 本明細書に記述されている全ての出版物、特許及び特許出願は、あたかもそれぞれ個々の出版物又は特許出願が参照として組み込まれるように特異的及び個別に指定されるのと同じ程度に、参照として本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されている実施例及び実施態様は、例示的な目的のみであることが理解され、本発明は、添付の請求項の正確な範囲又は公正な意味を逸脱することのない変更、変形及び変化を受け入れる余地があることが理解される。]
权利要求:
請求項1 式(I):[R1は、(a)水素であるか又は(b)(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル若しくは(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4−、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4−、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4−、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4−、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4−、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4−、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4−、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリールアミノ及びヘテロアリールアミノから独立して選択される4つまでの基で場合により置換されており;Cy1は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルキル、(C3〜C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3〜C6)シクロアルキル、(C4〜C7)シクロアルキルアルキル、(C2〜C6)アルケニル、ハロ(C2〜C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、(C3〜C6)シクロアルキル(C2〜C4)アルキニル、ハロ(C1〜C6)アルキル、ハロ(C3〜C6)シクロアルキル、ハロ(C4〜C7)シクロアルキルアルキル、(C1〜C6)アルコキシ、(C3〜C6)シクロアルコキシ、(C4〜C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1〜C6)アルコキシ、ハロ(C3〜C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4〜C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1〜C6)アルキルチオ、(C3〜C6)シクロアルキルチオ、(C4〜C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1〜C6)アルキルチオ、ハロ(C3〜C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4〜C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1〜C6)アルカンスルフィニル、(C3〜C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4〜C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1〜C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3〜C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4〜C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1〜C6)アルカンスルホニル、(C3〜C6)シクロアルカンスルホニル、(C4〜C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1〜C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3〜C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4〜C7)シクロ−アルキルアルカンスルホニル、(C1〜C6)アルキルアミノ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシ、ハロ(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1〜C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜C6)アルキルアミノカルボニル、(C1〜C3)アルコキシ(C1〜C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1〜C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1〜C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1〜C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1〜C6)アルキルカルボニルアミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1〜C6)アルキルスルホニルアミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシカルボニル(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ハロ(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキル、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C1〜C6)アルキルアミノ(C2〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキルアミノ(C2〜C6)アルコキシ、ジ(C1〜C6)アルキルアミノ(C2〜C6)アルコキシル及び(C1〜C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており;A2は、(a)結合、O、S若しくはNR4;又は(b)(C1−C3)アルキレン若しくは(C1−C2)アルキレンオキシであり、それぞれ、メチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており;Cy2は、(a)水素又は(b)アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル若しくはヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており;tは、1、2又は3であり;Yは、(C1−C6)アルキル又はハロ(C1−C6)アルキルであり;nは、0、1又は2であり;Eは、(a)結合又は(b)(C1−C3)アルキレン若しくは(C1−C2)アルキレンオキシであり、ここで、OはR2に結合しており、それぞれ、メチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており;R2は、(C1−C6)アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される4つまでの基で場合により置換されており;R3は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル及び(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4、ヘテロシクリル(アルキル、ハロアルキル又はオキソで場合により置換されていてもよい)、ヘテロアリール(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで場合により置換されていてもよい)、アリールアミノ(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド及びN,N−ジアルキル置換アミドで場合により置換されていてもよい)及びヘテロアリールアミノ(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで場合により置換されていてもよい)から独立して選択される4つまでの基で場合により置換されており;Qは、O又はNR5であり;R4は、H、(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルキル、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル及び(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルから独立して選択され;R5は、H、(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルキル又はヒドロキシ(C1−C6)アルキルである]で示される化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項2 Cy1が、フェニル、ナフチル、インダニル、テトラヒドロナフタレン、2−若しくは3−チエニル、2−若しくは3−フラニル、2−若しくは3−ピロリル、2−,3−若しくは4−ピリジル、2−ピラジニル、2−、4−若しくは5−ピリミジニル、3−若しくは4−ピリダジニル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−5−イル、1H−ベンゾイミダゾール−6−イル、1H−ベンゾイミダゾール−5−イル、2−、4−、5−、6−、7−若しくは8−キナゾリニル、2−、3−、5−、6−、7−若しくは8−キノキサリニル、2−、3−、4−、5−、6−、7−若しくは8−キノリニル、1−、3−、4−、5−、6−、7−若しくは8−イソキノリニル、2−、4−若しくは5−チアゾリル、2−、3−、4−若しくは5−ピラゾリル、2−、3−、4−(その全てが場合により置換されていてもよい)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ピロリジン、ピロリジン−2−オン、1−メチルピロリジン−2−オン、ピペリジン、ピペリジン−2−オン、2−ピリドン、4−ピリドン、ピペラジン、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン、ピペラジン−2−オン、5,6−ジヒドロピリミジン−4−オン、ピリミジン−4−オン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、イソオキサゾリジン、1,3−ジオキソラン、1,3−ジチオラン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,3−ジチアン、1,4−ジチアン、オキサゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2,4−ジオン、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン、モルホリン、N−メチルモルホリン、モルホリン−3−オン、1,3−オキサジナン−2−オン、チオモルホリン、チオモルホリン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアオキサゾール1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−2H−1,2−チアジン1,1−ジオキシド、ヘキサヒドロ−1,2,6−チアジアジン1,1−ジオキシド、テトラヒドロ−1,2,5−チアジアゾール1,1−ジオキシド又はイソチアゾリジン1,1−ジオキシドであり、ここで、それぞれフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルアカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロ−アルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、オキソ、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されており;Eが、結合、又はメチル、エチル、トリフルオロメチル若しくはオキソから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている(C1−C3)アルキレンであり;R3が、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル及び(C2−C6)アルキニルから選択され、ここで、それぞれフッ素、シアノ、オキソ、R4、R4O−、(R4)2N−、R4O2C−、R4S、R4S(=O)−、R4S(=O)2−、R4C(=O)NR4、(R4)2NC(=O)−、(R4)2NC(=O)O−、(R4)2NC(=O)NR4−、R4OC(=O)NR4−、(R4)2NC(=NCN)NR4、(R4O)2P(=O)O−、(R4O)2P(=O)NR4−、R4OS(=O)2NR4−、(R4)2NS(=O)2O−、(R4)2NS(=O)2NR4、R4S(=O)2NR4−、R4S(=O)2NHC(=O)−、R4S(=O)2NHC(=O)O−、R4S(=O)2NHC(=O)NR4、R4OS(=O)2NHC(=O)−、R4OS(=O)2NHC(=O)O−、R4OS(=O)2NHC(=O)NR4、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)O−、(R4)2NS(=O)2NHC(=O)NR4、R4C(=O)NHS(=O)2−、R4C(=O)NHS(=O)2O−、R4C(=O)NHS(=O)2NR4、R4OC(=O)NHS(=O)2−、R4OC(=O)NHS(=O)2O−、R4OC(=O)NHS(=O)2NR4、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2O−、(R4)2NC(=O)NHS(=O)2NR4、ヘテロシクリル(アルキル、ハロアルキル又はオキソで場合により置換されていてもよい)及びヘテロアリール(アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、CO2H、CONH2、N−モノアルキル置換アミド、N,N−ジアルキル置換アミド又はオキソで置換されていてもよい)から独立して選択される4つまでの基で場合により置換されている請求項1記載の化合物。 請求項3 化合物が、式(Ia):で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項4 化合物が、式(Ib):で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項5 化合物が、式(Ic):で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項6 化合物が、式(Id):で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項7 R1が(C1−C6)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項8 R4がメチル又はエチルである、請求項7記載の化合物。 請求項9 R1が非置換である、請求項8記載の化合物。 請求項10 Cy1が、場合により置換されているアリール又は場合により置換されているヘテロアリールである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項11 Cy1が、場合により置換されているフェニル又は場合により置換されているピリジルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項12 Cy1が場合により置換されているフェニルである、請求項11記載の化合物。 請求項13 Cy1が、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、メトキシカルボニル、カルボキシ、メチル、トリフルオロメチル又はジフルオロメトキシで置換されている、請求項12記載の化合物。 請求項14 A2が結合であり、そしてCy2が水素である、請求項12記載の化合物。 請求項15 A2が結合であり、そしてCy2がシクロプロピルである、請求項12記載の化合物。 請求項16 A2が結合であり、そしてCy2が、場合により置換されているアリール又は場合により置換されているヘテロアリールである、請求項12記載の化合物。 請求項17 A2が結合であり、そしてCy2が、場合により置換されているフェニル又は場合により置換されているピリジルである、請求項12記載の化合物。 請求項18 Cy2が場合により置換されているフェニルである、請求項17記載の化合物。 請求項19 Cy2が、塩素又はフッ素から独立して選択される1〜4つの基で置換されている、請求項18記載の化合物。 請求項20 Cy2がジフルオロフェニルである、請求項18記載の化合物。 請求項21 R3がヒドロキシ(C2−C5)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項22 R3がジヒドロキシ(C3−C5)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項23 R3がω−H2NCO(C1−C3)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項24 R3が(C1−C2)アルコキシ(C1−C3)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項25 R3がH2NSO2O(C2−C4)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項26 R3がH2NSO2NH(C2−C4)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項27 R3がMeC(=O)NH(C2−C4)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項28 R3がMeOC(=O)NH(C2−C4)アルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項29 R3がシアノアルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項30 R3がアルキルスルホニルアミノアルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項31 R3がアミノカルボニルアミノアルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項32 R3がアミノカルボキシアルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項33 R3が2−(4−モルホリノ)エチルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項34 R2が、場合により置換されているアリール、場合により置換されているヘテロアリール又はシクロアルキルである、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項35 R2が、場合により置換されているフェニル、場合により置換されているチエニル又は場合により置換されているピリジルである、請求項34記載の化合物。 請求項36 R2が場合により置換されているフェニルである、請求項35記載の化合物。 請求項37 R2がフルオロフェニルである、請求項36記載の化合物。 請求項38 R1が、水素、メチル又はエチルであり;Cy1が、ハロ、メチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、メトキシカルボニル、カルボキシ、エトキシカルボニルメトキシ、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、シアノ、ジフルオロメトキシ、t−ブトキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−2−プロピル、メトキシメチル、メチルスルホニル及びメチルスルホニルアミノから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている、フェニル、シクロプロピル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピリジル、N−オキソ−ピリジル、チアゾリル又はピリミジニルであり;A2が、結合、O、OCH2CO又はC=Oであり;Cy2が、(a)水素又は(b)ハロ、ヒドロキシ、メトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシカルボニル、アミノ、カルバモイル、メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、(2−メトキシエチル)アミノカルボニル、アセチルアミノメチル、メチルスルホニル、メチルスルホニルアミノ、メチルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ピロリジン−1−スルホニル、メチルスルホニルアミノメチル、テトラゾリル、メチル、トリフルオロメチル、アセチル、2−ヒドロキシエチル及び1−アミノエチルから独立して選択される1〜4つの基で場合により置換されている、フェニル、チエニル、ピリジル、N−オキソ−ピリジル、シクロプロピル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、S,S−ジオキソチアジニル、2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジルであり;nが、0であり;tが、1、2又は3であり;Eが、結合又はCH2であり;R2が、イソプロピル、チエニル、フェニル又はピリジルであり、それぞれハロ、メチル、メチルチオ又は(4−モルホリノ)メチルで場合により置換されており;R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル、アリル又はエトキシエチルであり、それぞれHO−、MeO−、H2N−、MeC(=O)NH−、MeS(=O)2NH−、H2NC(=O)−、MeNHC(=O)−、HO2C−、(HO)2P(=O)O−、H2NS(=O)2O−、H2NS(=O)2NH−、MeNHC(=O)NH−、MeNHC(=O)O−、オキソ、シアノ、HO2C−、HOCH2CH2NH−、4−モルホリノ、HOCH2C(=O)NH−、H2NCH2C(=O)NH−、EtNHC(=O)NH、MeOC(=O)NH−、MeNHC(=NC≡N)NH−、Me−、MeS−、MeSO2−、MeSO2N(Me)−、MeS(=O)2NHC(=O)−、イミダゾリルアミノ−、イミダゾリル、テトラゾリル、H2NCONH−、H2NCO2−、HOCH2CH2O−、MeNH−、Me2N−及びMeCONMeから独立して選択される2つまでの基で場合により置換されている請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 請求項39 化合物が、式(Ie):で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマー。 請求項40 化合物が、式(If):で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマー。 請求項41 化合物が、式(Ig):[式中、mは0、1、2、3又は4であり;そしてXは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカン−スルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される]で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項42 化合物が、式(Ih):[式中、r及びsは、独立して0、1、2、3又は4であり;そしてG1及びG2は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される]で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項43 化合物が、式(Ii):[式中、rは、0、1、2、3又は4であり;Gは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、ヒドロキシ(C3−C6)シクロアルキル、(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C2−C6)アルケニル、ハロ(C2−C6)アルケニル、ヒドロキシ(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C6)シクロアルキル(C2−C4)アルキニル、ハロ(C1−C6)アルキル、ハロ(C3−C6)シクロアルキル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C6)シクロアルコキシ、(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C3−C6)シクロアルコキシ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルコキシ、(C1−C6)アルキルチオ、(C3−C6)シクロアルキルチオ、(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、ハロ(C1−C6)アルキルチオ、ハロ(C3−C6)シクロアルキルチオ、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルキルチオ、(C1−C6)アルカンスルフィニル、(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルフィニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルフィニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルフィニル、(C1−C6)アルカンスルホニル、(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、ハロ(C1−C6)アルカンスルホニル、ハロ(C3−C6)シクロアルカンスルホニル、ハロ(C4−C7)シクロアルキルアルカンスルホニル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシカルボニル、H2NCO、H2NSO2、(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノカルボニル、(C1−C3)アルコキシ(C1−C3)アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロスルホニル、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ、(C1−C6)アルキルカルボニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1−C6)アルキルスルホニルアミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシカルボニル(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ハロ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ(C1−C6)アルコキシ、ヘテロアリール、アミノ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキル、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C2−C6)アルコキシル及び(C1−C6)アルキルカルボニルから独立して選択される]で示される化合物である、請求項1又は2記載の化合物、或いはその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体又はジアステレオマー。 請求項44 6−アリル−6−(4−フルオロフェニル)−3−(メチル(フェニル)アミノ)−1,3−オキサジナン−2−オン又はその薬学的に許容しうる塩、鏡像異性体若しくはジアステレオマー。 請求項45 11β−HSD1の活性又は発現に関連する疾患を有する被験者を処置する方法であって、請求項1〜44のいずれか1項記載の化合物の有効量を被験者に投与する工程を含む方法。 請求項46 11β−HSD1の活性を阻害する方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物に、請求項1〜44のいずれか1項記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。 請求項47 i)薬学的に許容しうる担体又は希釈剤と、ii)請求項1〜44のいずれか1項記載の化合物とを含む医薬組成物。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US9957229B2|2018-05-01|Amido compounds and their use as pharmaceuticals US9090605B2|2015-07-28|Substituted 5-,6- and 7-membered heterocycles, medicaments containing such compounds, and their use JP5475288B2|2014-04-16|ラクタム化合物およびそれを用いる方法 US7687665B2|2010-03-30|2-methylprop anamides and their use as pharmaceuticals CN102421773B|2014-09-03|11β-羟基类固醇脱氢酶1的环状抑制剂 JP5079011B2|2012-11-21|糖尿病のための11β−HSD1阻害剤としてのイミダゾロン及びイミダゾリジノン誘導体 Moltzen et al.1994|Bioisosteres of arecoline: 1, 2, 3, 6-tetrahydro-5-pyridyl-substituted and 3-piperidyl-substituted derivatives of tetrazoles and 1, 2, 3-triazoles. Synthesis and muscarinic activity US7838544B2|2010-11-23|Heterocyclic inhibitors of 11-β hydroxyl steroid dehydrogenase type 1 and methods of using the same US6159990A|2000-12-12|Oxazolidinones as α1A receptor antagonists TWI400239B|2013-07-01|內醯胺化合物及其作為醫藥品之用途 US6506901B2|2003-01-14|Substituted 2-|-hydroxy-3-|-propyl ethers and substituted 2-aryl-2-|-hydroxy-1-|-ethylamine β-3 adrenergic receptor agonists CN102089300B|2014-06-18|11β-羟基类固醇脱氢酶1的环状抑制剂 JP5140577B2|2013-02-06|ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害剤 US7998959B2|2011-08-16|Modulators of 11-β hydroxyl steroid dehydrogenase type 1, pharmaceutical compositions thereof, and methods of using the same US10807991B2|2020-10-20|Spiro-cyclic amine derivatives as S1P modulators ES2230846T3|2005-05-01|4-fenilpiperidinas para el tratamiento de la dermatosis de prurito. US20080293709A1|2008-11-27|Novel 2-Amino-Heterocycles Useful in the Treatment of Abeta-Related Pathologies US20030055062A1|2003-03-20|Heteroaryl urea neuropeptide Y Y5 receptor antagonists US20070032469A1|2007-02-08|Tricyclic benzimidazoles and their use as metabotropic glutamate receptor modulators US20050288317A1|2005-12-29|Amido compounds and their use as pharmaceuticals US20060009491A1|2006-01-12|Amido compounds and their use as pharmaceuticals US6710043B1|2004-03-23|Amide compounds US6436928B1|2002-08-20|Selective neurokinin antagonists US7351703B2|2008-04-01|Sulfonylamino carboxylic acid N-arylamides as guanylate cyclase activators US20050288338A1|2005-12-29|Amido compounds and their use as pharmaceuticals
同族专利:
公开号 | 公开日 US20110112082A1|2011-05-12| US8592409B2|2013-11-26| EP2252601B1|2012-12-19| CA2712500A1|2009-07-30| WO2009094169A1|2009-07-30| EP2252601A1|2010-11-24| JP5490020B2|2014-05-14|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-11-11| A524| Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20111110 | 2011-11-11| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111110 | 2013-07-31| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130730 | 2013-08-02| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130801 | 2013-10-29| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131028 | 2013-11-06| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131105 | 2013-11-29| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131128 | 2014-01-24| TRDD| Decision of grant or rejection written| 2014-01-29| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140128 | 2014-03-06| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140225 | 2014-03-07| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5490020 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 | 2017-03-07| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|